保活をするには、あらかじめスケジュールを確認しておくことが重要です。
ここでは、保育園に入りやすい年齢や保活を始める時期などを簡単に紹介していきます。
保育園のクラスはどうやって決めるの?
保育園には、0歳児クラスから5歳児クラスまでのクラスがあります。その中でも、0歳児〜2歳児クラスまでを『乳児クラス』、3歳児(年少)〜5歳児(年長)クラスまでを『幼児クラス』といいます。
「今年1歳になるから1歳児クラスに入園するのよね?」「うちの子は◯歳児にクラスに入るの?」と思っている方も少なくありません。
保育園のクラスは、4月1日時点の年齢で決まります。
例えば、6月に2歳の誕生日を迎える子が4月に入園する場合、4月1日時点ではまだ1歳です。そのため、1歳児クラスに入ることになります。
4月1日に1歳の誕生日を迎える子は1歳児クラスになりますが、4月2日に1歳の誕生日を迎える子は、4月1日時点では0歳のため、0歳児クラスとなります。
保育園に入りやすい年齢は0歳児
一般的に保育園に入りやすい年齢は、4月入園の0歳児クラスといわれています。
0歳児クラスの4月に入園する場合は、定員分の空き枠があります。10名定員の保育園では、10名分の枠があることになります。1歳児クラスで定員が15名に増えたとしても、そのうち10名は0歳児クラスからの持ち上がり。実際の空き枠は5名分となります。そのため、0歳児の方が空き枠が多いことになります。
また、保育園によっては「生後6ヶ月以上から入園可能」といった入園条件があるところもあり、4月入園に条件を満たさない子どもは、1歳児クラスからしか入園できない場合があります。
さらに、最近では育休を長く取るママが増え、0歳児クラスで子どもを預ける家庭が少なくなっています。
以上の理由から4月入園の0歳児クラスが入りやすいといわれています。
よく、3歳児クラスも入りやすいと言われます。3歳児クラスになると保育士1人が受け持つ子どもの数が増えるため、3歳児クラスの定員数が増える保育園が多いからです。また、幼稚園への転園などにより空き枠が生まれやすいからです。
一方で「3歳の壁」と言われるように、0〜2歳児クラスまでが対象の「小規模保育園」に通っている子どもが、3歳児クラスになる際に保育園に入れないということが問題となっています。地域によっては3歳児クラスへの入園が難しい場合がありますので、事前に地域の状況を知っておくとよいかと思います。
保活のタイミングは?
4月入園の場合、保活は保育園に入る年の1年前から行うとよいでしょう。
4〜6月 情報収集、自治体への相談
まずは情報収集を行います。自分の住む自治体のホームページや役所で、周辺の保育園の情報を収集します。
以下のことを確認し、条件に合う保育園を探します。
・送迎のしやすさ
・保育時間(開園時間や延長保育時間など)
・受け入れ年齢
・定員
・園庭の有無
・独自のプログラム(運動遊びや英語、食育)
6〜9月 保育園の見学、希望園の決定
条件に合う保育園が見つかったら、保育園のホームページや電話で、園見学を行っているかどうかを確認します。
保育園によっては、随時見学を受け入れている園もあれば、見学会を設けている園もあります。早めに確認しておくとよいでしょう。
園見学で見るところは以下の通りです。
・子どもや先生の雰囲気
・衛生状態(感染対策や清潔感など)
・保育室の広さ
・園庭の広さ
・駐輪場や駐車場の有無
その他に園内の掲示物も、保育園の雰囲気を知る参考になります。
10〜12月 入園の申込準備、書類の提出
希望の保育園が決まったら、申込みを行います。
自治体により入園のしおり(募集要項)の配布時期や受け取り方法が異なるため、ホームページを確認しましょう。
申込みをする際に、さまざまな書類の提出が必要です。就労証明書など、会社に作成してもらうものもあるため、早めに準備するとよいでしょう。
提出書類の準備ができたら、不備のないよう、提出前に役所で確認してもらうとよいでしょう。
1〜2月 入園内定もしくは二次募集
自治体から、入園可否の通知が1〜2月頃に届きます。
内定の場合にすることは以下の通りです。
・会社に報告
・入園前面談、健康診断
・保育料の口座振替手続き
・入園準備
通知を受け取ってから入園までは短い期間のため、書類は早めに目を通し、同時進行で各々の準備を進めていきましょう。
不承諾の場合、すぐに二次募集の応募への対応をします。二次募集をしている保育園に申し込んだり、認可外や認証保育園の空き情報も確認して、新しい保育園に応募していきましょう。
まとめ
保活はしっかりとスケジュールを立てて、効率よく進めていくことが大切です。
また、子どもがいながらの情報収集や園見学は、思っている以上に大変です。余裕を持って早めに準備を進めるとよいでしょう。
わからないことがあれば、自治体の保育課などに問い合わせましょう。
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